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牌譜検討その12

どうもyamiです。相変わらず七段のままラス率を着々と上げる作業に徹しております。もはやムリラスなぞこの世に存在していただろうかと自分のミスに苦悩する日々です。勿論この程度で天鳳をやめるほど執着がないわけではないですし、やめられるほど甲斐性があるわけでもありません。自分でも中毒症状が出ていると知りながら予約を押してしまうバカらしさ、これが天鳳の醍醐味なのです。そういった廃人を生み出そうというわけではありませんが、上達をしたいという人がいるならやはりこれは手助けをせねばなりません。というわけで今日も牌譜検討です。

今日の依頼者はmtnさんです。遅くなってしまいすみません。さっそくやっていきましょう。





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この南はスルーが正解でしょう。雀頭で使ってもメンツ計算は成り立っていますし、安全牌を確保するという意味でも優秀な判断です。ここから鳴くのはダブ東だけで、他はスルーしたほうが打点的に得ですね。基本的にバックはメンゼンで無理な時にだけすればいいのです。クソ鳴きを多様する私ですが、最強はリーチ、鳴きは保険だと思っています。





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従来の麻雀界ではシャンテン数の進まない鳴きはタブーとされてきましたが、現代戦術では有効になる場面も少なくないです。今回は打点上昇をとった鳴きですね。元々2000の手でしたがこれでチャンタ三色の7700まで見えて大幅に打点上昇しています。デメリットは手牌が短くなるぐらいしかありません。出来メンツを鳴くのは盲点に入りやすいので注意深く見ていないと見逃します。










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上家の方の手牌に注目。親のリャンメンなら即リーでいいと思いますが、ダマでアガり牌をツモってきてしまいました。こういう場合アガらずに4sを切って一旦フリテンの三暗刻テンパイにしておいて、次巡タンキテンパイに変えて曲げるのが得策です。元々の打点が低く一手変わりですぐ高打点テンパイになるならアガらずというのも有効な手になるものです。もっとも、相手が早そうなら素直にアガってしまわないと失点確率が上がりますが。






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7s受けのフォローがあるので6s切りです。筋牌を持っていると受け入れが被ってしまうので、価値が低くなります。






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このポンは微妙ですね。一応少しはアガりやすくなっていますが、打点が大幅マイナスで守備力もガタ落ちです。ラス目で南場の親ということで何が何でもアガりにかけたいというのは分かりますが、まだ南1で絶望的な点差というわけでもありません。最悪流れてしまったとしても反撃のチャンスはまだあります。ここはじっと我慢して3mをトイツ落とししながら押すか引くか決めましょう。




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2人リーチには気合オリです。もう自分の甲羅に閉じこもってしまいましょう。6pはドラ筋でどちらにも無筋、とても押せる牌ではありません。スルーしてもオリきれる保証はありませんが、とりあえず対面には通る4pを切って
上家に当たったら発狂しましょう。ちなみにその後アンパイが増えなければ↓こんな感じで5mトイツ落としです。








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不要牌の4sを残すのは危険です。親が早々に5sを切っているのでなおさら残したくない牌です。しっかり西を残しましょう。







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イッツーを捨てて1p切りをオススメします。雀頭をピンズに求めたいからです。8sが枯れていてソーズでは雀頭を作りにくく、ピンズは258p引きで雀頭ができる形です。8pを切ると雀頭がかなり作りにくくなります。もし裏目の2pを引いても9pを切ればタンピンの広いイーシャンテンになるのでロスもさほどありません。








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同じテンパイ崩しなら6pのほうが広いです。ヘッドレスの形は横に伸ばすことを考えましょう。先程の形もそうですが、手作りの基本はどこで4面子1雀頭を作るかを考えることです。メンツ候補、ターツ候補、雀頭候補、それぞれを計算しながら手を進めないと後で余剰牌が出たり、危険牌が浮いたりしかねません。ここを曖昧にしないようになればもう中級者は卒業でしょう。




こんなところでしょうか。この分ならすぐにでも鳳凰卓にこれそうです。しかし麻雀の実力は流動的なもの、今日の強者が明日の強者であるとは限りません。自分のなかでいかにブレない判断基準を作り、またそれに沿って打つことができるかどうかが重要なのです。常に100点の打牌をする必要はありません。いつも70~80点の打牌ができればすぐにでも天鳳位になれるでしょう。


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牌譜検討その11

どうもyamiです。特上を一気に駆け抜け七段に戻り、さぁこれから鳳凰卓ライフを謳歌するぞと思っていた矢先地獄を引き特上に送り返されそうになっています。勝つのも負けるのも一瞬なのがyamiクオリティです。楽しいと言えば楽しいですが、気分の浮き沈みも激しくなってしまいますね。さて今日も牌譜検討をします。


今回の依頼者はかやたんさんです。風呂で天鳳という廃人ここに極まれりといったドMプレイがお好きな女性の方です。さすがに私も少し引きましたが、その天鳳に対する姿勢には尊敬の念を抱かざるを得ません。こちらも真剣に検討させていただきましょう。













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ターツが足りているので役牌を残して2pを切りましょう。3pを引いてリャンメン変化しても結局愚形が残る可能性があるのであまりおいしくありません。リャンメン変化の浮き牌を残すのは最終的にリャンメンが待ちとして残る可能性が高い時だけでも十分です。リャンメンは待ちとして残れば強力ですが、イーシャンテン以前ならカンチャンペンチャンより受け入れが4枚多いターツでしかないということですね。







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ターツオーバーは原則一番弱いターツを払うのがセオリーです。打点的にドラトイツを捨てるわけにはいかないので孤立したトイツである3mトイツを落とすのが効率的です。ポン材としてトイツを残す場合とは違い、メンゼンで進めていく場合トイツが3つ以上あると受け入れが被って損です。







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イーシャンテン段階の受け入れは貴重ですので素直に3sを切りたいところです。ただのカンチャンターツでもテンパイに近い段階の受け入れというだけでその価値は上がります。ただ3sのくっつきでタンヤオが狙えるのも有力なので、これは難しいところです。



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「どうしたんだかやたん!何のための3s残しだ!」と思わず心の中で実況してしまいました。せっかくタンヤオターツが揃ったというのに、北のトイツ落としをしないのはどういうことでしょうか。この手はドラが2枚あるので、なおさら仕掛けてテンパイをとることを考えなければなりません。バカ正直にメンゼンで作っていたら日が暮れます。






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ここから鳴くとドラが浮いてしまい、打点面で損です。使えないドラを無理に使うことはありませんが、使えるドラを使えなくしてしまうのは守備的にも損です。7p以外を仕掛けましょう。











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先ほどリャンメンは最終形に残れば強いと言いましたが、これは打点差が大きいのでトイトイに受けたほうが得です。打点差によって良形に受けられる場合でも愚形に受けたほうが得なケースは少なくないので、その比較は現代麻雀技術論を参照してください。




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12000確定の現張りリャンメンならダマでいいかと思います。もしダマ5800にしかならないならリーチ推奨ですが、打点上昇が大きくないのでダマで和了率上昇をとるべきです。ただどうせオリないならリーチというのも悪手ではありません。つまりこういう特殊な状況でなければダマが有利にならないほど即リーは得な選択だということですね。



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まだマンズが苦しい形なので東でいいでしょう。46sツモは勿論、357sツモでも4mの二度受けが解消されて受け入れが増えます。安牌残しというのは手牌に安牌を残せるだけの枠がある時に残すべきなのです。この形で安牌枠を作ってはいけません。



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これはクリミスでしょうか。北以外切るものがありません。





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親の手にドラがあったのは結果論ですが、トップ目で親が役牌含みの2フーロ、中張牌手出しが入っているのでもうオリに回ります。この場面で考えなければならないのは親に連荘させないことだけです。自分がアガろうとしてもこの手ではどうせ間に合いませんから、上家で無筋ばかり切っていると親が助かるだけです。自分は親と心中して他家2人にまかせておけばいいのです。ツモられるのは仕方ないと割り切りましょう。メリハリのある押し引きが重要です。








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枚数で5mが有利そうに見えますが、私は6mを切ります。親が序盤に3m→1mと切っているのがポイントです。この順番で落とすのは3mのリャンメン変化を期待していない、つまり1356mからの打ちだしが濃厚です。親が5mを持っていることは明白ですね。そして3mを持っている可能性もほぼありません。対面もドラである1mを早々に切っており3mを持っている可能性が低いです。何より3mが親の現物であるということは親がリーチをかけてきた場合、他家2人がオリると仮定して3mは優先的に切られる牌になります。しかも親はカンチャン落とし→赤ツモ切りとすぐにでもリーチがかかりそうな捨て牌です。アガリやすさで3m待ちがはっきりと有利であることがお分かりでしょうか。アガリ牌が切られてしまっているというのは、必ずしも不利な情報とは限らないのです。表面だけの枚数にこだわることがないようにしたいところです。




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配牌オリが許される場面ではありません。親とは6800点差、リーヅモドラ1で捲くられてしまいます。ここで考えることは自分が上がって決めてしまうこと、下位の者に差し込むことです。対面は打点を作るのに時間がかかり、
下家もラスからの直撃だけを避けていればいい場面です。自分がオリると親の一人旅になってしまいますね。場面ごとに他家がどう出てくるかを考えなくてはなりません。自分で決めにいくべきか、いかなくてもいい場面なのかをしっかり見極めることがオーラスの戦い方のコツです。





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ピンズを切って差し込みにいきましょう。もちろんマンガンまであれば2着に落ちてしまいますが、大抵は2000か3900で済みます。序盤にドラ側の7pを切っているので些か不安ですが、ドラを暗刻で持っているというのはさすがに出来過ぎですね。2着目の親との点差が点差なので一刻も早く差し込みたいところです。









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鉄リーです。ダマにするメリットがありません。どうせ振り込んでも2着までなのでとにかくアガることだけ考えるべきです。オリれば親が流れるような場面ではありませんから自分でアガって流す必要があります。





こんなところでしょうか。2つ牌譜を頂きましたがよりツッコミどころのある方を添削しました。添削していた思ったのは全体的な力不足です。とにかく数を打ちより多くの場面、手牌に遭遇して、そのたびに正着を導く力を養うことが上達に繋がるでしょう。戦術本、ブログを見て勉強するのもいいですが、何よりも自分自身が合理的な思考ができるようになれば正着を導きやすくなります。天鳳愛のままに打ち続けて下さい。

特上猛進講座

今回は特上民の方々に向けての講座です。。鳳凰民になるにはどうすればいいかということに焦点を当てているので、鳳凰民の方々にはあまり見どころがないかもしれません。






その1 基本は即リー


鳳凰民になるためには何よりもリーチ率が高くなければいけません。リーチは打点上昇だけでなく、相手の手を遅くする効果もあるので、ほとんどの場面で即リーが得になります。例外としてはダマでマンガン以上、手変わりが多い、待ちが極端に悪いなどがありますが、それ以外の場合はほとんどの場面で即リーで相手を押さえつけてしまうことです。ダマにする理由より、リーチする理由を探しましょう。


その2 中途半端に押さない


相手からリーチがかかった時、自分がテンパイしていなければ7~8割はベタオリしてしまうのが正着です。押し引きには基本ゼンツとベタオリしかありません。回し打ちが有効になる場面というのはさほど多くないのです。切る牌の安全度が高く、かつ手がさほど送れないような牌があればそれで回れますが、現実的にそのような牌は相手からリーチがかかる前に切られているものです。イーシャンテンから押せるのは良形確定のマンガン確定レベルの手ぐらいです。切る牌の危険度にもよりますが、リャンシャンテン以下ともなるとほぼ100%オリてしまいます。




その3 東場は順位、持ち点によって判断を変えない


よく「ラス目だから」「持ち点が少ないから」などということで判断を変えてしまう人がいますが、そういった要素で判断を変えて得になる場面と言えば、南場に入ってからがほとんどです。東場だと極端に点差が離されている場合(ダントツ、ダンラス)ぐらいしか結果に影響を及ぼさないのです。多少持ち点が少なかろうと多かろうと、また順位が何位であろうと平常の判断で構いません。無論オーラスが近づくにつれて順位、持ち点が結果に及ぼす影響は大きくなるので注意が必要ですが、少なくとも東場で考えることではありません。


その4 最速最強テンパイを組む

麻雀はアガった人間にしか点が入りません。つまり手を進めていく上で和了を目指すことが一番大事なのです。受け入れを広くするだけではテンパイ止まりで終わることが多いです。あくまでもアガれるテンパイを作ることが重要なのです。

その5 相手を見過ぎない


麻雀は4人でするゲームです。自分の都合だけで打てるわけではありません。相手の手を進めないように、またアガらせないようにすることもあるでしょう。しかし必要以上に相手の動向を見ていると、正しい判断ができなくなってしまいます。基本は自分の手牌を見て判断すればいいのです。勝負手なら相手の手がどうであろうとゼンツしますし、ゴミ手なら相手が張っていようといまいと早々とベタオリしてしまうことです。相手の待ち牌読みなどは押すか引くか微妙な手の時ぐらいしか有効な場面がありません。特に危険な動き(ダブ東ポンやドラポン、明らかな染め手)などはしっかり対応しなければなりませんが、ただの喰いタン相手に自分の勝負手を崩してしまうのはあまりにバカらしいですね。自分が勝つために打っているということを忘れないようしましょう。



今回は以上です。皆さんの雀力アップに少しでも貢献できれば幸いです。
プロフィール

yami

Author:yami
天鳳鳳南七段。主に麻雀関連のことを書きます。牌譜添削を受け付けていますので、依頼したい方は牌譜をtwitterかコメント欄に貼り付けてください。お待ちしております。

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